八丈島:おばあちゃん達の湯
次に向かったのは「ふれあいの湯」だ。着いた頃にはもう暗かった。
入ると、パリピ気味な若者たちであふれている。
色黒ギャルズだ。ダイバーたちだろうか?八丈島にはダイビング目的で来る人も多いようだ。
みはらしの湯よりも、古くて趣のあるこの温泉は、特に露天風呂は雰囲気が良く最高だった。
温泉で、地元のおばあちゃん達を眺めるのが好きだ。きっと毎日のように通っているのだろう。
彼女らはお馴染みの風呂セットと共にやってくる。目をつぶりながらじっくりと湯に浸かる。
裏見ヶ滝温泉で出会った初老の男性のように、独自の入浴ルールでもあるのだろうか。
内風呂と露天風呂を行ったり来たりしたりして。
温泉が身近にある生活に憧れてしまうものだ。
そういえば、八丈島には「温泉周遊券」なるものが600円で販売されているらしい。
1日に2か所以上行くならばお得であるが、そんなに温泉入ったら体がふやけてしまう。
少しだけ星がきれいだったように思う。
島には街灯が殆どなく、風呂から宿までの道を不安に思いつつ、腹も減ってきたことなので一旦宿に戻ることにした。