2019-01-01から1年間の記事一覧
マシンガンのようにキューバの衝撃をぶつけられ続け疲弊した我々は、 一旦宿に戻って眠りについた。 キューバの夜を全力で楽しむためだ。 目が覚めた時はすでに日が暮れていた。 スラムも暗いと幻想的な景色に変わるものだと思いながら、 ごみのにおいに鼻を…
おなかがすいてきた。時間は13時だ。 ご飯を追い求め街を歩く。どこにもお食事処がない。キューバの人はお酒を飲むばかりでほとんど食事をしないらしい。街にはバーとカフェしかない。 餓死の恐怖を感じながら路地の一角に小さなお店を見つけた。 恐る恐る突…
キューバでは民泊文化が根強いらしい。ホテルは国営で値段の割にサービスもよくなく数も少ない。そこでキューバ国民は小銭稼ぎもかねて家を観光客に貸し出すのだそうだ。社会主義とは不思議だが、いまさら民泊がはやっている日本を考えると資本主義も不思議…
キューバに来た。到着した。いわゆる「キューバなう」である。 自分がキューバにいるという現実が信じられない、理解できない。 おそらくあれはキューバではなかったのかもしれない。 だって前情報ではキューバでは入国審査に1時間、荷物受け取りに1時間、両…
トロントのホテルで暖かい夜をすごした我々は、翌朝、晴れ渡る青空をキューバ行きの飛行機で切り裂いていった。 キューバへ向かう飛行機では、となりのカナダ人観光客の貧乏ゆすりがずっと気になったが、彼もキューバが楽しみで仕方ないのだろう、とそう思う…
我々は羽田空港の吉野家で最後の日本食を満喫した。なぜだろう、キューバ旅行で死を覚悟していたので、むしろ最期の日本食として吉野家を食していた。「人生最期に食べるなら~?」という陳腐な質問は、いつも私を苦しめるのだが、結局のところ、最期の食事…
2017年後半、当方の中には空前絶後のキューバブームが巻き起こっていた。 本、雑誌、SNS等ありとあらゆる媒体がキューバ旅行をけしかけてきた。アメリカと国交を回復してしまった今、「キューバ」を満喫できるのは今しかないと囁いてくる。今を逃すともう二…
そして再び肝試しタイムである。 宿でもらった周辺地図に載っていた「くじらや」を目指す。 ネットやドライブマップでは情報をあまりゲットできず、それが逆に興味をそそられる店だったので、向かってみることに。 古民家居酒屋とのことだが、古民家なるもの…
この夜は宿の近くで、歩ける範囲で飲み歩こうとしていた。 最初に向かったのは居酒屋「大吉丸」。宿から店まではものの5分ほどだ。 しかし住宅街でもあるからか殆ど街灯がなく、えも言われぬ夜の怖さを感じる。 怖さは増す一方で、いつまで経っても目的地に…
次に向かったのは「ふれあいの湯」だ。着いた頃にはもう暗かった。 入ると、パリピ気味な若者たちであふれている。 色黒ギャルズだ。ダイバーたちだろうか?八丈島にはダイビング目的で来る人も多いようだ。 みはらしの湯よりも、古くて趣のあるこの温泉は、…
一人旅女のインスタグラムを探しつつ、次の目的地へ。 夕刻になり、天気も大分よくなってきた。 これは夕日が見れるかもしれないと、夕日スポットの南原千畳敷へ向かう。 「火星」はいつも突然私達の前に現れる。 佐渡島でも、海沿いに広がる火星に辿り着い…