死んだ亀

デッドタートル

佐渡島:柿の焼酎はいらん

恐怖と共に迎えた佐渡島2日目の朝。9月も半ば、朝は気持ちのいい天気だったが実は台風が近づいていた。雨予報も晴れにしてしまう晴れ人間だが、流石に台風様は避けられまい。帰りのフェリーの便を少し早める設定で、まんきんの2日目を過ごす為に宿を後にする。

 

当方、ドライバーに対して一切気を使わないタイプの酒飲みである。

さどがしま=にいがた=こめがうまい=にほんしゅがうまい!

佐渡島には酒造がいくつもあった。宿根木から港へのルートも加味しつつ、「真野鶴酒造」と「北雪酒造」を目指す。

 

最初に訪れたのは真野鶴酒造。DVDを見るだけという、実にサクッとした酒造見学をさせてもらい、お土産スペースにて片っ端から試飲。

 

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酒飲みといいつつ、美味しい日本酒だと思って飲めばなんでも美味しく感じるタチだ。

味の選り好みもあまりしない方なので、まぁぜんぶ美味い。日本酒を楽しんでいる途中、しれっと「柿焼酎」を進められ、「柿はいらんねんで。。」と思いながらも試飲。

やっぱり「柿はいらんかった。。。」

 

日本酒は「熟成」やら「大吟醸」やら、付随する言葉がゴージャスになるにつれて美味しくなる。心の隅に貧乏人があるので、通常と高級の間くらいのものを購入。寿司屋でも大トロには手を出さず、中トロで我慢するくらいのかわいい貧乏心である。

あとは試飲できなかった濁り酒、酒造のおばちゃんのセールストークに負けて酒ケーキも購入。結局、旅の後に一番買ってよかったと思ったのは酒ケーキだ。酒がしみ込んでいるスポンジ?パウンド?ケーキ。お口の中でジュン、ジュワァ~と広がる、子供でも食べれるくらいの酒の風味。毎日一切れずつ食べるのがとても楽しみだった。

濁り酒もとてもうまかったなあ。酒ケーキと濁り酒の組み合わせは最高に「大人のデザート」という感じがある。旅先で酒を買って帰る、これは私たちの恒例となった。

 

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北雪酒造では変なシェフ監修の日本酒を進められたりなどした。酒造見学は休みの日であったが急きょ対応してくれた。やっぱ佐渡の人はキューバ人並に親切だ。日本酒は総じてすごい美味しかった。

 

お分かりだと思うがちょっとめんどくさくなってきたのでこの辺にしておこう。